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町指定文化財第5号 砂かけ祭り

廣瀬神社の砂かけ祭り(御田植祭)

種別 無形民俗文化財
名称 廣瀬神社の砂かけ祭り(御田植祭)
所在地 奈良県北葛城郡河合町川合
保持団体 廣瀬神社
指定年月日 平成21年12月11日

砂かけ祭りはオンダ(御田)とも称され、北葛城郡河合町川合の廣瀬神社の拝殿及び拝殿前で毎年2月11日(かつては2月12日)に行われる御田植祭(おたうえさい)です。祭りは二部に分かれており、午前11時から「殿上(でんじょう)の儀(ぎ)」、午後2時から「庭上(ていじょう)の儀」が営まれます。

「殿上の儀」(殿上行事)

祝詞奏上の後、拝殿を田圃に見立て、苗代作り・籾(もみ)撒(ま)き・苗取り・田植えなどの所作を行います。

苗代作り

田人(たひと)が鋤(すき)(畦(あぜ)作り(づくり)・写真1)・鍬(くわ)(畦(あぜ)捏(こ)ね・写真2)・均(なら)し竹(たけ)(苗代仕上げ・写真3)の順に苗代作りを行います。

籾撒き

田人が神前に供えてある籾種を「良き種まこ。福種まこ。」と唱えながら蒔きます(写真4)。

苗代巡り

田人が田圃を巡りながら、「今年は神様のおかげで良き苗ができました。」と唱えます(写真5)。

苗取り

田人が東を向き「東で八百」、西を向き「西で八百。早乙女衆」と唱えるのと同時に、早乙女二人が苗に見立てた松苗(まつなえ)を持ち、神前との間を足早に一往復します。

田植え

牛面をつけた牛役と田人が、犂(からすき)(写真6)・馬杷(まぐわ)(写真7)の順に田作りを行った後、早乙女が「この苗は、我がにはあらず廣瀬なる神のよさせし早苗なり。」「みてぐらは、我がにはあらず天にますとようか姫の神のみてぐら。」と神楽歌を謡いながら田植えを行う所作をします(写真8)。

田植え終了後、巫女が神楽奉奏して、殿上の儀は終了します。
殿上の儀の各所作の中で田人が言葉を発しますが、即興風に行っており、民俗芸能的な要素が認められます。

苗代作り鋤
1.苗代作り 鋤
苗代作り 鍬
2.苗代作り 鍬
苗代作り ならし竹
3.苗代作り ならし竹
苗代作り 籾撒き
4.苗代作り 籾撒き
苗代巡り
5.苗代巡り
田作り 犂
6.田作り 犂
田作り 馬杷
7.田作り 馬杷
田植え
8.田植え

「庭上の儀」(庭上行事)

拝殿前の広場に青竹を四本立て、注連縄を張って田圃に見立てます。
この田圃で殿上の儀の苗代作り(写真9、10)、田作り(写真11、12、13、14)、田植え行事と同じ所作を繰り返しますが、田人、あるいは田人と牛役が出て苗代作り・田作りの所作をした後、太鼓の合図で参拝者と雨粒に見立てた砂をかけ合います。

砂かけの行事は、1回5分程度で元は鋤・鍬・犂・馬杷で各々3回ずつ計12回行っていましたが、田人・牛になる人の負担が大きいので、今は鋤・鍬が2回ずつ、犂・馬杷が3回ずつの計10回行っています。
この砂かけが激しいほど雨に恵まれ、秋に豊かな実りが訪れるといわれています。最後に早乙女が登場し、田植え(写真15)を行うと終了です。

苗代作り 鋤画像
9.苗代作り 鋤
苗代作り 砂かけ画像
10.苗代作り 砂かけ
田作り 犂
11.田作り 犂
田作り 馬杷
12.田作り 馬杷
田作り 砂かけ画像
13.田作り 砂かけ
田作り 砂かけ画像
14.田作り 砂かけ
田植え画像
15.田植え
御供撒き画像

16.御供撒き

御供撒き画像

17.御供撒き

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