平成29年度 家庭教育講演会

更新日:2021年06月30日

各校・園で家庭教育講演会が開催されました!

 

河合町PTA連合会では、教育委員会との共催により幼稚園、各小・中学校において家庭教育講演会を開催しています。

平成29年度に実施した各講演会の様子を紹介します。

河合幼稚園

日 時:平成29年11月15日(水曜日)

講 師:丸田浩実先生・村上律子先生

(上牧第二小学校上牧通級指導教室[ペガザス教室])

テーマ:お子様との日々のかかわりに困っていませんか

子どもの個性を違う目線から見てみませんか

 

就学前の子どもをもつ親に対して、通級指導教室とはどういったところか、子どもとの日々の生活の中で気になることがあればこのように相談をするところがあること、支援が必要な子どもとはどんなタイプがあるのかなど、色々お話を聞かせていただきました。

また、9月から河合町立河合第二小学校内でも開設されたことも紹介されました。

 

 

 

河合第1小学校

日 時:平成29年10月12日(木曜日)

講 師:大久保幸一先生

(元小学校教員で大和高田市社会教育指導員、人権教育推進協議会事務局長)

テーマ:子育ち・笑顔 頭の体操2017~ジブリの本棚からディズニーの世界まで~

 

~ジブリやディズニー作品を人権教育の視点から読み解くことで、さらに人権意識を高め、子育てに生かすことができる~

 

 

【すぐに答えを求めない子が伸びる】

答えにたどりつくまでに、たくさんの発想がでてくる。新たな発想をどれだけ認めるかがとても大切。個性を伸ばすことにもつながる。また、自分の目で正しいか確かめることもとても大切である。

 

【仏教にある「無財の七施」の一つ「和顔施」】

笑顔で人と接することの大切さ。楽しそうに笑っている人の顔を見ると、見ている方も楽しくなって笑顔になる。笑顔はその場の雰囲気を和らげ、気持ちをやさしく明るくしてくれる。笑顔の力である。

 

【三鷹の森ジブリ美術館のキャッチコピー「迷子になろうよ!いっしょに」】

迷子になることで、自立する。自立を促すことはとても大切である。自らの力で育つ子になる。

 

【最近の子どもは、話を聞けない子が多いと言われている】

これは、聞くことが心地よいという経験がないからである。本の読み聞かせなども大切であるが、親が子どもに何かを聞くとき、「訊く」(訊問)になっていないか。この訊くで子どもに接していることが圧倒的に多いのではないか。これでは心地よくない。「聴く」目と心で聴くように心がけてほしい。

 

前半は用意されたクイズの答えについてグループに分かれていろいろな発想を出して話合い、後半は答え合わせをしながら先生の話を聞きました。

 

 

 

河合第3小学校

日 時:平成29年11月25日(土曜日)

講 師:中尾和蓉先生

(多肉植物やガーデニング雑貨を扱う「epo gardening+flowerzakka」経営)

テーマ:親子で楽しむ「多肉植物の寄せ植え教室」

 

親子で創造力をふくらませながらコミュニケーションをさらに深め、一つの鉢に多肉植物の寄せ植えを行いました。教室では、親子の楽しい会話や笑顔をたくさん見ることができました。

また、多肉植物は子どもでも育てやすい植物なので、今回完成させた植物のお世話を通して子どもたちの責任感や観察力なども高めてもらいたいという目的もあります。

 

 

 

河合第1中学校

日 時:平成29年5月25日(木曜日)

講 師:田崎智咲斗先生(NPO法人きららの木)

テーマ:自分らしく生きる~あなたがいるからわたしはうれしい~

 

LGBTQ・セクシュアルマイノリティについて、田崎先生の経験を通して一人ひとりが自分らしく生きるという考え方についてお話し頂きました

講演後の感想について、例えば自分が友達から打ち明けられたらその信頼が嬉しく、また友達を尊重したいといった感想があり、生徒一人一人が理解を深めて身近に考えることが出来ました。

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日 時:平成29年6月6日(火曜日)

講 師:寮美千子先生(作家・詩人)

テーマ:世界はもっと美しくなる~加害者である前に被害者だった~

 

寮先生は、奈良少年刑務所で教育に携わっておられ、その経験と実践についてお話し頂きました。

日常生活を送るにあたり、普段は知ることも見ることもない少年たちとの交流やコミュニケーションを図る実践についてのお話しがあり、参加者全員が真剣に聞き入っていました。罪を犯して加害者となった少年達は家庭環境などその背後に問題があり社会等の被害者であるとして、素行を否定するのではなく、周囲は受け止めてその背後へも理解を深める必要性について具体的にお話し頂きました。

寮先生の真摯なお話しは、家庭教育や学校での生徒指導への活かし方についての貴重な指針となりました。

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日 時:平成29年7月6日(木曜日)

講 師:高木一矢先生(県立高田高等学校)

テーマ:「高校生活と進路選択について」三年生及び全学年保護者と教職員を対象

 

中学校三年生は高校受験を控え、進路選択に向けて真剣に考えていく時期を迎えます。中学校三年としての学校生活・家庭生活の送り方についての話を聞き、高校受験を支援できる家庭環境づくりに活かすことの出来るお話となりました。

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河合第2小学校・河合第2中学校 共催

日 時:平成30年1月24日(水曜日)

講 師:ソルナ・クリエイト株式会社の大川郁子先生

テーマ:『あなたのコミュニケーションを価値あるものにするお手伝い』

コミュニケーションスキルアップ~コーチングからのヒント~

 

保護者の中には、子育ての方法を変えたいと思っている人や、子どもとの関係に行き詰まっている人、子どもとの人間関係に悩んでいる人、より良好な人との関わりを求めている人など、課題や思いを持っている人は少なくありません。

参加者が二人一組となり、『話す』『聞く』という活動を通して上手なコミュニケーションの方法を学びました。

「上手な子育て方法」を知りたい。と、この講演会に参加された人が多くおられましたが、話を上手に聞くということが大きなヒントになったと感じたようでした。机のない、活動的な講演がとても新鮮で、参加者も興味を持って取り組むことが出来ました。