6月4日~10日は歯とお口の健康週間です

更新日:2023年05月22日

~身体の健康はお口から~

歯周病はご存じですか?

歯を失う原因の第1位は歯周病!

歯周病とは、歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起こる病気です。初期は自覚症状が出にくいため、気づいた時には重症化ということも。

重症化すると歯を支える組織が破壊され、歯が抜け落ちてしまいます。

歯の健康な状態といえるのは歯と歯肉の間の溝1ミリメートルまでの深さ。歯周病が進行し溝が深くなると、歯周病菌などのすみかとなる歯周ポケットができてしまいます!

歯周ポケットの深さが6ミリメートル以上となれば歯の根元がむき出しとなり歯が抜け落ちるリスク大!

歯周病は歯を失うだけではなく、全身疾患のリスクを高める!

歯周病が進行すると、増殖した歯周病菌や歯肉の炎症によって作られる炎症性物質が歯肉の血液中に流れ込み血液にのって広がるため、お口だけの問題ではなく、全身にもさまざまな影響を及ぼします。

【例】虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病、早産・低体重児出産、関節リウマチ、誤嚥性肺炎、メタボリックシンドローム、認知症など

※また、歯周病と糖尿病は相互に悪化させ合う関係があります。

~予防~

歯周病を予防するには、セルフケアと定期的な歯科検診、そして生活習慣の見直しは欠かせません。

日ごろのケアとして、プラークを取り除き口腔内を清潔にすること、

定期健診では、歯のクリーニングや歯みがき指導もうけてみましょう。

日ごろのケアでは、歯ブラシの他にデンタルフロスや歯間ブラシを使用することもおススメです。

歯みがきは1日2回以上、1回3分以上を目標にみがきましょう!フッ化物配合の歯磨き剤も予防に役立ちます。

そして生活環境(習慣)を整えてあげることも大切となります。

喫煙、ストレス、だらだら食べは歯周病のリスクを高める原因とも言われています。

よくかんで食べることで、唾液の分泌をよくし洗浄・殺菌効果が期待できます。また、ストレスをためることで、交感神経が優位となり唾液の減少につながるため、できるだけリラックスした環境も心がけてみましょう。

お口の健康づくり・・・すなわち健口習慣も意識した生活習慣に取り組んでみてください。

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