乳幼児突然死症候群(SIDS)から赤ちゃんを守りましょう

更新日:2024年11月01日

乳幼児津突然死症候群(SIDS)とは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気です。令和5年には48名の乳幼児がSIDSで亡くなっている、乳幼児期の死亡原因としては第5位となっています。

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防法は確立されていませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、発症率が低くなるというデータがあります。

1.1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう。

乳幼児突然死症候群は睡眠中に起こります。うつぶせ寝、あおむけ寝のどちらかの体勢でも起こっていますが、あおむけに寝かせたほうが発症率が低いことが研究でわかっています。医学的な理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

 

2.できるだけ母乳で育てましょう

母乳で育てられている赤ちゃんのほうが、乳幼児突然死症候群の発生率が低いことが研究でわかっています。様々な事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありません。無理のない範囲で母乳育児にトライしてみましょう。

 

3.たばこをやめましょう

たばこも乳幼児突然死症候群の発生要因のひとつであるといわれています。乳幼児の周囲で誰かがたばこを吸うことは、乳幼児突然死症候群の発症率を高くすることがわかっています。妊婦自身の喫煙、まわりの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦が吸う「受動喫煙」も生まれた後に乳幼児突然死症候群の発生要因になります。こどもに関わるすべての大人は喫煙をやめましょう。

 

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