生活支援体制整備事業

更新日:2023年01月11日

生活支援体制整備事業とは

生活支援体制整備事業では、地域の町民や各種団体、企業の関係者など様々な人々が連携しながら、多様な日常生活上の支援体制の充実・強化及び高齢者の社会参加の推進を一体的に図って行くことを目標に、「協議体」や「生活支援コーディネーター」の活動により、高齢者を支える地域づくりを進めていきます。

目的

どうしてこういった取り組みが必要なの?

今後、団塊の世代が75歳以上となる2025年や高齢者数がピークに達する2050年に向け、高齢者だけの世帯や認知症高齢者が増加すると考えられています。それに伴い、高齢者が生活を送っていく上でのニーズも急増すると予測されており、地域での「支え合い」が今まで以上に必要となります。生活支援体制整備事業では、支え合いによる地域づくりを推進し、高齢化に伴って発生する課題に対応していくことが求められているのです。

協議体とは?

協議体とは、地域に支え合いの輪を広げて行くために、町民同士で話し合う場です。河合町では、町内全域を対象とした第1層協議体を設置した上で、町内の21大字で第2層協議体の設置を進め、地域の実情に合った話し合いの場づくりを進めています。

どんな人に参加してほしいの?

地域に住む人、地域にある企業や団体など、地域を良くしたい想いがある方で、年齢や資格、役職などは問いません。

どんな話し合いをするの?

●【目指す地域像】自分の住む地域をどうしていきたいか

●【情報の共有】地域で行われている支え合い活動、地域で必要な支え合い活動について

●【出来ること探し】地域に必要な支え合い活動のうち、何が出来るか、どうやったら出来るか

【例】

●Aさん「高齢者がいつまでも元気でいられる地域にしたいな」

●Bさん「集会所で体操をやっているグループがあるよ」

●Cさん「地域の子どもたちと触れ合う機会があればいいな」

●Dさん「腰が痛くて、ゴミ出しを手伝ってくれる人がいたらなぁ」

●Eさん「今災害が起きたら、どうしていいか分からなくて不安だな」

生活支援コーディネーターとは?

「生活支援コーディネーター」は別名「地域支え合い推進員」とも言い、

「地域」で「支え合い活動」を「推進」する人です。

【目 的】

住み慣れた地域で自分らしく、いつまでも暮らし続けることができる体制(医寮・介護・予防・住まい・生活支援等)を整備すること。

【内 容】

介護保険だけでは解決できない日常生活上の問題を、『他人事』ではなく、『我が事』または、地域課題として考え、町民の皆さまと共に暮らしやすい地域づくりを目指すものです。また、その実現に向けて、町民主体による活動を支援し、地域の連携力(福祉力)を高め、地域コミュニティ再生の為のネットワーク形成も行います。

連携

河合町社会福祉協議会では、生活支援体制整備事業を河合町から委託を受け、生活支援コーディネーターを1名配置し、社会福祉協議会内の様々な事業とも連携し、チーム編成も導入した一体的な体制を図り、進めています。

生活支援コーディネーターの主な業務

●地域で行なわれている支え合い活動などの地域資源の情報収集

※地域情報誌「そよ風」も是非参考にご覧ください。

●困りごとなどのニーズを把握

●資源とニーズのマッチング

●協議体における会議の開催等

その他、近隣町町村や関係機関等とのネットワークの構築など

第1層協議体について

河合町では、町内全域を対象とした第1層協議体を令和元年5月15日に設置しました。

第1層協議体では、福祉、地域づくり等に関わる町内各種団体の関係者が集まり、事業の進捗状況や方向性について、また第2層協議体の設置に向けた意見等を頂いているほか、地域資源やニーズの共有化も行なっています。

様子

第一層協議体推進会議の様子

第2層協議体について

河合町では、町内地域の21大字毎に第2層協議体の設置を進めているところですが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、地域で集まり協議することが難しい状況ですが、コロナ対策を講じながら全地域への設置を目指しています。

 

様子
様子

キーワード ⇒ 「一人の百歩より、百人の一歩」 一人が百歩進むより、 百人で一歩進む方がより大きな力になる。

この記事に関するお問い合わせ先

河合町社会福祉協議会

〒636-0061
奈良県北葛城郡河合町大字山坊24番地3
(総合福祉会館「豆山の郷」内)
電話:0745-58-2734
ファックス:0745-56-3820