なら自治会ニュースコンクール2022(結果)
3月18日(土曜日)に、まほろばホールで表彰式を行いました。
今回のコンクールで受賞された自治会ニュースを紹介します。
最優秀賞
三輪区コミュニティ新聞馬酔木(桜井市三輪区自治会) (PDFファイル: 3.3MB)
住民の誇りである地域の歴史、そして、地域のこれからをともに考える自治会の姿勢が紙面にしっかり表現されている。記事も豊富で、自治体やまちづくり協議会、子ども会、地域包括支援センター、駐在所からの情報発信と「想ふ」「三輪に住んで」といった住民の声を大切にする企画がバランスよく配置され、親しみをもって楽しく読める。レイアウトも適切で、見出しも的確でわかりやすい。
(目次を付けたり、テーマごとに記事を束ねて配置したりするといった工夫でより読みやすくなる。また、新聞のように小見出しやリードを工夫して、ある部分は拾い読みできるとよりよい紙面になる。大きな記事から始まり徐々に小さなコラムに向かっていくと、全体にメリハリがつく。)
優秀賞
六条校区ほほえみだより(奈良市六条校区自治連合会) (PDFファイル: 2.8MB)
34自治会の大所帯連合会であるが、いきいきとした紙面、ニュースの質・量から自治会活動が地域に広がっていることが十分に伝わってくる。配置やレイアウト、カラーにも工夫がみられ、思いやメッセージがこもった見出しが効果的。地域の活動を支える人たちを紹介する記事が豊富で、活動だけでなく人にスポットを当てる姿勢が全体に見てとれる。歴史あり、イベントあり、人ありで、企画性に優れている。
(情報が盛り沢山である点は評価されるが、やや詰め込み感、ごちゃごちゃ感はあり、個々の記事が埋もれてしまう点には改善の余地を残している。)
泉台ニュース(河合町泉台自治会) (PDFファイル: 7.2MB)
毎年の応募ですっかり顔なじみの「泉台ニュース」。昭和44年創刊から毎月発行という歴史を積み重ねてきた。自治会の会員数が約400戸、10ページをこえるボリュームとあって、顔のみえるつながりの中でこの「泉台ニュース」が自治会活動の活性化を支えていることがうかがえる。豊富な地域活動を「1ページ=1活動」のゆったりしたスペースで丁寧に紹介し、地域に必要な情報を効率的に伝えている。特に表紙のクオリティがいつ見ても素晴らしく、「今月のトピックス」「今月の予定」「地域の基本情報」という主要情報を綺麗に見やすく納める手法は伝統的な新聞ならではの形式美となっていて、毎回感心してしまう。各班からの投稿原稿や新企画「我が故郷」も楽しく読める。モノクロでありながら、レイアウトもよく大変読みやすい。
特別賞
久美ヶ丘かわらばん(河合町久美ヶ丘自治会) (PDFファイル: 3.9MB)
今回、数年ぶりの応募となった。「自治会ニュースってどんな内容?」と聞かれたら、「久美ヶ丘かわらばんを見ればいい!」と言える構成である。思いのつまった会長のメッセージから始まり、自治会の活動状況全体、地域行事や生活情報、各部からの報告と流れるように読み進めることができる。特に防犯・防災活動の情報が豊富で、暮らしの安全・安心を守る自治会活動の様子がよく伝わってくる。12ページに及ぶボリュームであるが、記事内容に合わせた写真も効果的に配置され、親しみやすい紙面になっている。数年間の休止を経て復活を遂げた「久美ヶ丘かわらばん」のこれからに期待して、フェニックス賞を贈りたい。
すみれ野通信(香芝市すみれ野自治会) (PDFファイル: 2.6MB)
紙面の内容や文体から、他の自治会と比べて若い現役世代が中心になって組織を担い、このニュースを発行していることがうかがえる。見出しや記事の読みやすさ、文章の分かりやすさも優れているが、「すみれ野クエスト」や「ぶっちゃけトーク」など斬新で挑戦的な企画も注目される。平成28年に発足した若い自治会だけあって、地域の課題や生活情報はもとより、自治会の初歩から住民に伝える工夫を凝らした紙面となっている。
きずな(絆)(奈良市大宮地区自治協議会) (PDFファイル: 3.1MB)
地域が直面している課題に向き合い、住民とともにそれを乗り越えようとする姿勢が伝わってくる。特に号外においては、あらためて顔の見える地域をつくっていくために自分たちに何ができるかを紙面で問い、「あいさつ」という地道な活動の大切さを呼びかけた。担当者間でも議論を重ねたと察するが、その分読み手の側にも考えを促す記事となっているのではないか。地域の課題解決のための大きなビジョンから身近で具体的な取り組みまで、住民ひとりひとりが住みよいまちづくりのために何ができるのかを具体的に提示し、「避難経路の確認をしましょう」「家族防災会議 を開きましょう」「認知症サポーターになりませんか」といった見出しを掲げ、メッセージ性の強い紙面がつくられている。
審査委員奨励賞(アーカイブ賞)
古寺のあゆみ(王寺町古寺自治会) (PDFファイル: 1.2MB)
古寺自治会のあゆみをテーマに、住民に資料提供を呼びかけながら地域の歴史を少しずつ記録し、年3回のペースで発行している。懇親会の風景があれば、大火あり、水害あり、 防災の記録ありと、ひとつひとつの出来事を当時の写真と解説で記録していくことで、貴重なアーカイブとなっていくことが期待される。現在は回覧とグループLINE形式での発信とのことだが、 保存性の高い記録であることから全戸配布するとより価値が深まるのではないか。自治会と地域の歴史を次代に繋ごうとする姿勢に共感が得られ、新たな動きが生まれる予感がする。
審査委員奨励賞(自治会カレンダー賞)
小明台だより(生駒市小明台自治会) (PDFファイル: 844.2KB)
モノクロで裏表2ページというシンプルな構成でありながら、表面は優先度の高い情報をピックアップしてコラム風に仕上げ、入りきらなかった情報は裏面に整然と配置している。自治会やサークルの活動予定、地域の生活情報など一目でわかる自治会カレンダーはわかりやすく、過不足なく丁寧な説明も添えられている。まるで自治会ニュースの原型が表現されているかのようで、毎月発行と機動力もかけあわさって、各家庭で重宝されているのではないか。
表彰団体一覧
応募団体一覧
この記事に関するお問い合わせ先
政策調整課 秘書・広報広聴係
〒636-8501
奈良県北葛城郡河合町池部1丁目1番1号
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ファックス:0745-56-4007
更新日:2023年10月23日